とってもむずかしい「脱力」

今日は武蔵小金井南口にある、みずきソフト整体に行ってきました。とても腕が良い整体です。みずきソフト整体の特徴は、本当にとてもソフトなのです。施術を受けた次の朝はとてもすっきり起きられます。

そこのお客さんで、趣味でバイオリンをやっている方がいるそうなのですが、脱力が出来なくて、腕ががちがちになっている方がいたそうです。みずきソフト整体の2回の施術でほとんど腕の固さはとれたようなのですが、今日は脱力について考えてみたいと思います。

スポーツや武道でも脱力が大事と言われます。楽器演奏においても「脱力」というキーワードは必ず出てきます。脱力したら力が抜けきってしまうではないか、と思う方もいらっしゃると思います。脱力とはいったい何をしたら良いのでしょうか。

そもそもなぜ脱力をしろ、と言われるのでしょうか。

それは、余分な力が体全体のスムースな動作の妨げになっているから、だと言えます。

無駄な力が入っていると、そのために余計な動きをしている事になります。余分な力をさらに動かすためのエネルギーが必要になり力が入る、そしてその為にさらに力が入り・・・と悪循環になります。必死で歩いているのになかなか前に進まないような状況です。

より効率の良い奏法を目指す、そのための脱力です!

私を含め、ほとんどの人はどこかに余分な力が入った状態で演奏しています。もちろん演奏に必要な力はあるのですが、より良い楽器演奏を目指そうと思ったら、余分な力を抜いていく作業が必要になります。

バイオリン演奏において非常に大切なのが、右肘の力を抜くということです。

右肘に力が入ると、弓の圧力過多がおこり、音がつぶれやすくなります。また、肩から伝わってきた力を肘で止めてしまう事になり、スムースな運弓動作が出来なくなります。弓先まで腕が楽に使えることが大切です。肩から指先までスムースに使い、弓に無駄なく力を伝達する、これが大切です。

脱力する、というと力を抜けばなんでもいい、というようなイメージになってしまうかもしれません。しかし必要な力は入れなければなりません。弓元と弓先では全く力の入れ方が同じではあまりいい結果が得られません。弓元はやや軽く、弓先はしっかりと支えてやる、という調整が必要です。必要な場所はしっかりさせ、エネルギーを無駄なく伝達する、というのが大切です。

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